転職

高卒・20代、昇進のタイミングが崩れて転職を決意した体験談

転職体験談

入社時に描いていたキャリアの見通しが、制度変更などによって崩れてしまうことがあります。この記事では、高卒・フリーターや20代の方から実際に寄せられた相談エピソードをもとに、キャリアの見通しが崩れたときの転職の考え方を紹介します。

結論から言うと、昇進や制度変更でキャリアの見通しが崩れても、それはご自身の努力不足が原因ではありません。他業界も含めて選択肢を広げることで、新たな見通しを立て直すことができます。

石井優也

この記事は石井(Enjoy転職 キャリアアドバイザー/株式会社PAM)が監修。高卒・フリーターの転職支援に特化し、これまでに累計約10,000名(PAM調べ)のキャリア相談に対応してきた実績をもとに解説しています。

【体験談】昇進の見通しが崩れ転職を考えた20代のFさん

Fさん・20代・金融保険業界勤務

Fさんは金融保険業界で、将来的な管理職登用を見込んだコースで入社しました。ところが、入社後に社内の制度が変更となり、当初想定していた昇進の目安時期が後ろ倒しになってしまいました。結婚などご自身のライフプランと照らし合わせたとき、この見通しのずれが小さくない悩みになっていったといいます。

ちょうど同じ時期に身の回りの環境にも変化が重なり、心身の負担が大きくなったことから、しばらく仕事を離れて休養する時期を取ることになりました。眠れない日が続いたり、先の見えない不安を感じたりする中、面談を通じて状況を整理し、以前から気になっていた企業への応募を決意しました。頭の回転が速く、物事を筋道立てて考えるタイプのFさんは、選択肢を一つずつ丁寧に検討しながら次の一歩を決めていきました。

「一人だと、どうしても考えすぎてしまっていた」とFさんは振り返ります。一緒に転職活動を進める相手がいることで気持ちが楽になり、「自分の考え方は間違っていなかった」と思えるようになったといいます。現在は他業界の営業職を中心に選考が進んでおり、管理職を目指せる求人にも応募しています。

Fさんのように、「入社時に描いていたキャリアの見通しが崩れてしまった」という悩みは珍しくありません。こうした状況で、なぜ不安が大きくなりやすいのでしょうか。

高卒・20代がキャリアの見通しの崩れに不安を感じやすい理由

理由1: ライフプランとのすり合わせが難しくなる

昇進や役割の変化の時期は、結婚や住まいなど人生の他の予定とも結びついています。見通しがずれることで、それらの計画全体を考え直す必要が出てきます

理由2: 環境の変化が重なりやすい

キャリアの悩みは、仕事だけでなく身の回りの状況の変化と重なって大きくなることがあります。複数の要因が重なると、一人で整理するのが難しくなります。

理由3: 金融保険業界の仕事が「きつい」と感じる背景には、一人で抱え込みやすい環境もある

社内の制度に関する悩みは、職場の人には相談しづらいと感じる方も多く、一人で考え込んでしまいがちです。

昇進の見通しが崩れたときに考えたいこと

制度変更による昇進時期の後ろ倒しは、個人の努力や成果とは関係のないところで起こることがあります。まずは今の会社に残る場合と、環境を変える場合それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。

一人で抱え込まないための工夫

社内の制度に関する悩みは、身近な人に相談しづらいと感じやすいものです。第三者に話すことで、自分の考えが整理され、次の一歩を決めやすくなることがあります。

POINT
キャリアの見通しが崩れることは、ご自身の努力や能力の問題ではありません。まずは状況を誰かに話し、整理する時間を持つことが大切です。

20代が一人で抱え込まないための考え方

Fさんのように、心身の負担が大きくなっている時期は、判断力そのものが落ちてしまうこともあります。そうした状態で一人で結論を出そうとすると、かえって考えが堂々巡りになりやすいものです。

  • 今の状況や気持ちを、まずは言葉にして誰かに話してみる
  • 結論を急がず、選択肢を並べて比較する時間を持つ
  • 「今の会社に残る」という選択肢も含めて、フラットに検討する

第三者に話すことで、自分の考えが整理され、「これでよかったのだ」と自信を持てるようになることもあります。


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高卒・20代がキャリアの見通しを立て直す方法

メリット デメリット
今の会社で見通しが立つのを待つ これまでの経験を継続して積める 制度変更の再発など不確実性が残る
他業界・他社への転職を検討する 新しい環境で見通しを立て直せる 未経験分野への挑戦になる場合がある

Fさんは、他業界の営業職を軸にしながら、管理職を目指せる求人にも応募するという形で、複数の選択肢を並行して検討しています。

高卒・20代の転職でよくあるQ&A

Q.心身の負担が大きい時期でも転職活動は進めていいですか?

無理に一人で進める必要はありません。まずは状況を誰かに話し、ご自身のペースで進め方を一緒に考えることをおすすめします。

Q.今の会社に残る可能性も残したまま相談してもいいですか?

問題ありません。転職ありきではなく、選択肢を整理する目的での相談も歓迎しています。

Q.他業界への転職で管理職を目指すことは可能ですか?

業界や求人によりますが、これまでの経験を活かせる求人も存在します。実際の求人状況を確認してみることをおすすめします。⇒【関連記事】会社都合・組織変更でキャリアが崩れたときの考え方

まとめ

入社時に描いていたキャリアの見通しが崩れてしまうと、ライフプラン全体を考え直す必要が出てきて、大きな不安につながります。Fさんのように、一人で抱え込まず誰かと一緒に状況を整理することで、「自分の考え方は間違っていなかった」と思えるようになることもあります。現在は他業界の営業職を中心に選考が進んでおり、管理職を目指せる求人にも応募しています。

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