さて、皆さんはPHPとHTMLの違いをご存知ですか?どちらもプログラミングでよく耳にするワードですよね!これからプログラミング学習を始めたいけど、まず何を学ぶべきかわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回は、PHPとHTMLについての基本や具体的な使い方などを詳しく解説します。ぜひ参考にしてみて下さい!
目次
PHPとHTMLの基本を知ろう!
まずは、PHPとHTMLの基本を抑えておきましょう!それぞれについて詳しくご説明します。
PHPとは
PHPの正式名称は「Hypertext Preprocessor」。オープンソースのスクリプト言語で、ブログやSNSなど動的なWebページ(閲覧条件や状況などにより、表示される内容が変わるコンテンツ)の作成に使用します。このPHPはサーバーサイドで処理されるため、様々なデータベースと連携することができます。
この様な動的なWebサイトを作成するには、PHPとHTMLを組み合わせることで可能になります。HTML内にPHPのコードを埋め込むことで、動的なWebサイトが出来上がるのです。
PHPの記述方法の具体例
<?php phpの処理 ?>
HTMLこのようなコードをHTML内に記述します。「phpの処理」という部分に処理内容を、コードは<?php ?>と書くのが基本です。
HTMLとは
HTMLの正式名称は「HyperText Markup Language」。静的なWebページを作成できるマークアップ言語です。コードで記述した内容がそのままWebサイトに反映されるので、閲覧条件などで見え方が変わるということがありません。
HTMLで作成したページをデザインするにはCSSを、動的なWebページにする場合はPHPなどを組み合わせてサイトを作成していきます。
HTMLの記述方法の具体例
<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
<h1>見出し</h1>
<p>文章を記述</p>
</body>
</html>
HTMLHTMLの構造は、すでにある程度理解しているという人も多いのではないでしょうか。タイトルや段落など、<タグ>を使って書いていくのが基本です。
PHPとHTMLどちらを学習するべき?
ではこれからプログラミング学習を始めるにあたって、どちらを勉強すれば良いのでしょうか!
結論から言うと、どちらも勉強しておくべきです。まず初めにHTMLの基本を学習した後、一緒にPHPを学んでいくことをおすすめします。もちろんPHPとHTMLの学習を同時にスタートさせてもOKですが、PHPは覚えることが多いので、先にHTMLの基礎知識を身につけておいた方が挫折せず続けられるでしょう!
でも、PHPは簡易的な言語で環境構築も簡単です!初心者でも動かしやすいので、サクサク学習を進められます!
Webデザイナーやプログラマーを目指すには、HTMLの学習が基本中の基本。必ず勉強しておくべき言語と言えます。またHTMLはマークアップ言語で静的なページの作成しかできません。ページデザインをするCSSや動的なPHP、JavaScriptなどが必要不可欠です。
- まずは基本としてHTML&CSSの学習を始める
- 基本を抑えたら、動的言語のPHP・JavaScriptの学習を始める
一通りの技術を習得できれば、プログラマーとして求められる人材になれるのではないでしょうか。もちろん言語を覚えただけでは身につかないので、実践練習をたくさん積んでおくことが重要です。
PHPをHTMLに埋め込む方法
実際にPHPをHTML内に埋め込んで反映させてみましょう!
①HTMLコードを記述
まずはHTMLのコードを記述していきます。
<!DOCTYPE HTML>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>サンプル</title>
</head>
<body>
<h1>HTMLとPHPについて</h1>
</body>
</html>
HTML最初にHTMLの骨組みを作成しましょう。テキストエディタを使用すれば、コードを記述しながらプレビューがみられるので便利です!
②作成したファイルの拡張子を「php」に変更
今作成したHTMLファイルの拡張子を、「.html」から「.php」に変更しましょう。
例)
ファイル名「sample.html」→「sample.php」
このように拡張子を変更して下さいね!
③HTML内にPHPコードを記述
実際に、HTML内にPHPコードを記述していきましょう!
<!DOCTYPE HTML>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>サンプル</title>
</head>
<body>
<h1>HTMLとPHPについて</h1>
<?php phpの処理 ?>
</body>
</html>
HTML例えば、<body>タグの中に
<p>今年は西暦<br>
<?php
$year=date("Y年");
echo $year; ?>
<br>です。
HTMLと記述すると、
今年は西暦
2021年
です。(例)
と表示されます。
ここで使用したPHPコードは、
<?php $year=date("Y年"); echo $year; ?>
PHPこれは現在の西暦を表示するためのPHPコードです。
この法則を利用すると、
<?php $month=date("m月"); echo $month; ?>
PHP12月(例)
<?php $day=date("d日"); echo $day; ?>
PHP10日(例)
と処理されます。
この「echo」は、Webブラウザに文字列を出力する時に使用します。echoと記述しなければ、ブラウザには反映されません。またechoで指示した内容の最後には「;」を記述するのがルールです。
また先ほどの年月日の様な変数に関しては、「$」を使用して記述します。
- $name
- $text
- $res
- $str
などたくさんあります。
他にも、コメントを入れておきたい場合は「//」を記述すれば、ブラウザに反映されません。
<?php
//ここにコメントを残しておく
?>
PHPこのようにPHPには独自のルールがあるので、HTMLと間違えないように注意して記述していきましょう。
PHPを外部ファイルとして読み込む場合
PHPの埋め込みは、HTMLの中に外部ファイルを読み込ませることでも反映させることが可能です。
例えば、
<h1>HTMLについて</h1>
<h2>PHPについて</h2>
HTML上記のような、読み込ませたいコードを別でPHPファイル(.php)として保存します。
そしてこのファイルをHTMLの中に埋め込んでいきます。
<!DOCTYPE HTML>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>サンプル</title>
</head>
<body>
<h1>HTMLとPHPについて</h1>
<?php include('ファイルのパス') ; ?>
</body>
</html>
HTMLこのように、外部ファイル化したPHPを読み込ませることも可能です。直接記述する方法とファイルを読み込ませる方法、ご自身のやりやすい方法でコーディングしてみて下さい!
同じPHPコードを何度も記述しなければならない場合などは、ファイル化して読み込ませた方が簡単ですね。
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