ブランチの作成方法について見ていきましょう。branchはgitを扱う上で非常に重要な機能です。そのブランチを作る方法をここで学んでおきましょう。
目次
branchとは
branchとは、gitの非常に重要な仕組みです。branchがあるからこそ、複数の開発ラインを設けたり、共同開発を行ったりということが、非常に簡単に行えるんです。
branchの作成方法!
それでは早速作り方を見ていきましょう。
新規ブランチの作り方
完全新規のブランチを作る方法は二通りあります。一つはbranchコマンドを利用した方法。
もう一つはcheckoutコマンドを利用した方法です。どちらを使用しても結果は変わりません。どちらを選んでも大丈夫です!
branchコマンドを使用した作り方
branchコマンドを利用した作り方はシンプルです。「git branch」に続けて、作りたいブランチ名を記述しましょう。
git branch [新規ブランチ名]
checkoutコマンドを使用した作り方
つぎにcheckoutコマンドを利用した作り方です。こちらは「-b」オプションを利用します。-bオプションをつけないと、ブランチの切り替えとなってしまいます。ブランチを作成するのなら-bオプションを必ずつけましょう!
git checkout -b [新規ブランチ名]
リモートのブランチを元にした作り方
誰かがリモートにあげたブランチを元に、自分のローカルブランチとして作成することもできます。その場合、checkoutでの生成コマンドの後ろに、「リポジトリ名」と「元となるリモートブランチ名」をつけましょう
書き方:
git checkout -b [ローカルで作るブランチ名] [リモートリポジトリ名]/[元となるリモートブランチ名]
少しわかりづらいため実例も見てみましょう。
実例:
git checkout -b new_branch origin/new_branch
この実例は、originリモートリポジトリの「new_branch」を、ローカルにも同名で作成している例です。
リモートへのあげ方
次に「ローカルで作ったブランチ」をリモートへ上げる方法を学びましょう。こうすることで初めて、ブランチをみんなに共有できるわけですね。
git push -u origin [リモートへ上げたいローカルブランチ名]
ちなみに「-u」オプションは追跡ブランチとして、設定するためにつけています。追跡ブランチについては少し難しい話となるため、説明は割愛します。初心者の方は、まずはおまじないよのように「-u」オプションを必ずつけておくことをお勧めします。
branchを作った後に!
branchを一覧確認
ローカルブランチのみを一覧確認するなら、以下のようにbranchコマンドを叩きましょう。
実行処理:
git branch
実行結果:
$ git branch
branchA
branchB
branchC
* master
結果時に頭についている※印は、現在選択中のブランチです。またリモートブランチも一覧表示したい場合は、以下のように-aオプションをつけましょう。
git branch -a
branchの切り替え方法
切り替えるのは非常に簡単です! checkoutコマンドを利用しましょう。
git checkout [切り替え先のローカルブランチ名]
ローカルブランチの削除方法
ローカルブランチを削除するときは以下のコマンドです。-Dオプションをつけるだけなので簡単ですね!
git branch -D new_branch
リモートブランチの削除方法
リモートリポジトリを削除するときは以下のように打ちます。
git push --delete origin new_branch
また注意点として、リモートブランチを削除したとしても、他人の環境で表示が残り続けてしまいます。その場合は、以下のコマンドを打ってもらい、削除の同期をかけてもらいましょう。
git fetch -p
チェックテスト
チェックテストを確認する
下記手順を行なったコード及び表示されている状態のスクリーンショットをdiscordにて共有ください。
①新規ブランチを作成と同時に新しいブランチへ切り替えコマンド
②ブランチの一覧を表示させるコマンド